さらに使いやすく進化したSPSS Statistics 31.0.1。

AIアシスタントの導入や変数選択機能の強化、シンタックス編集の効率化により、研究から実務まであらゆる分析をより迅速かつ正確にサポートします。
【重要】
SPSS Statistics 31.0.0をお持ちのユーザーは追加の費用をご負担いただくことなく無料でv31.0.1にアップグレードできます。
IBM SPSS Statistics 31.0.1 の概要
最新のIBM SPSS Statistics 31.0.1では、新メニューの追加や出力の理解を助ける機能強化により、結果の把握と意思決定をスピーディにします。既存機能の改善に加え、AIの活用と編集効率もアップデートされました。
AI出力アシスタント
AI Output Assistantは、SPSSの出力結果を選択して大規模言語モデル(LLM)に質問し、結果の意味や背景を自動で解説する機能です。IBM watsonx.aiを活用し、表やグラフの要点を素早く把握したり、レポート作成の下書きを支援します。出力ビューアのメニュー「Analyze output with AI tools」または右クリックから簡単にアクセス可能です。
※ご利用にはIBM CloudおよびWatsonxのトライアルまたは有料アカウント(クレジットカード登録)が必要です。

Boruta の変数(特徴量)選択

Boruta Feature Selectionは、ランダムフォレストに基づくR拡張手続きで、統計的に重要な変数を自動抽出する機能です。元の変数の重要度を、値をシャッフルして生成した「シャドウ属性」と比較し、重要・不要・暫定の3分類で特徴を選別します。重要度の低い変数は除外され、分析モデルの精度と効率を高めます。
本機能はRプラグイン拡張として追加され、「拡張ハブ」で STATS_BORUTAFEATURES を検索・インストールすることで利用可能です。
分析 > 記述統計 > Boruta Feature Selection
t検定のキューレッドヘルプ
キューレッドヘルプは、出力テーブル内の数値に関連する解説へ素早くアクセスできるガイダンス機能です。
従来の相関係数、偏相関、距離、正準相関、線形回帰に加え、t検定(1標本・独立サンプル・対応サンプル) にも対応しました。分析結果の数値の意味や解釈をその場で確認でき、検定結果の理解や報告書作成をよりスムーズに行えます。

シンタックスエディタの新ショートカット
構文エディタに「次のエラーへ」「前のエラーへ」移動する新しいショートカットが追加されました。
- 次のエラーに移動:Ctrl+E(Windows/Linux)/Command+E(macOS)
- 前のエラーに移動:Ctrl+Shift+E(Windows/Linux)/Command+Shift+E(macOS)
長いスクリプトのデバッグや構文チェックを効率化し、エラー箇所への素早いアクセスを実現します。

JRE を 17.0.16 へアップグレード
IBM SPSS Statistics 31.0.1 では、Java Runtime Environment(JRE)および Java Development Kit(JDK)が
バージョン 17.0.16 に更新されました。これにより、Javaベースの機能全体の安定性とパフォーマンスが向上し、
最新のセキュリティ機能を活用可能になっています。長期運用における信頼性と安全性がさらに強化されました。
導入・お見積りのご相談
法人様のライセンス更新や乗換、教育・医療機関向けの特別構成、トレーニング同時導入など、お客様のご利用目的に最適なプランをご提案いたします。
また、日々多くのお問い合わせをいただいている 「SPSS v27以前のバージョン」からの特別乗換版
についても、お気軽にご相談ください。